美術館について

館長あいさつ

新たなアートの拠点を目ざして

館長 建畠哲

川口市は経験豊かな職人や高度の技術が集積するものづくりの町であり、多くの美術家や工芸家の制作を支えても来ました。川口市立美術館は、そのような町の気風を生かしながら、より多くの市民にアートに親しんでいただき、また国内外にその新たな息吹を発信する拠点ともなることを目ざしています。

当館が誰に対しても魅力的な美術館であるためには、川口が培ってきた文化を顕彰するとともに、川口ならではの文化的な多様性をも積極的に受け入れ、従来にない創造活動や幅広いコミュニケーションを誘発する「開かれた場」でなければならないでしょう。川口駅前という絶好のロケーションを生かした、誰もが気軽に立ち寄ることのできる美術館。この町のシンボルとして輝いている美術館。そんな素晴らしい美術館を市民の皆さんとともに作り上げて行こうではありませんか。

川口市立美術館館長 建畠晢(Tatehata Akira)

略 歴

1947年京都生まれ。早稲田大学文学部卒。新潮社「芸術新潮」編集部、国立国際美術館主任研究官、多摩美術大学教授、国立国際美術館長、京都市立芸術大学長、多摩美術大学長。埼玉県立近代美術館、全国美術館会議会長などを歴任。1990年、93年のベネチア・ビエンナーレ日本コミッショナー、2001年の横浜トリエンナーレ、2010年のあいちトリエンナーレ芸術監督などを務める。主な著作に、美術評論集『問いなき回答』、『未完の過去』、詩集『余白のランナー』(歴程新鋭賞)、『零度の犬』(高見順賞)、『零度の犬』(萩原朔太郎賞)。